うなぎの寝床のように奥へ奥へと細長く続く独特の造りで、ホイアン市街には同様の建物が数多く残されている。ユニークな形状もさることながら、精巧な彫刻が施された格子や亀甲形の天井など、優美な装飾も見もの。
現在七代目の当主が暮らしている。一見何の変哲もないような入り口だが、中に入ると部屋中に彫られた見事な装飾を見ることができる。
川縁に立つこの家は、他の家の例に漏れず10月の雨期の頃は必ず2・3度は浸水するという。
ホイアンの文化財の中でも、その価値が早くから認められており、1985年には文化省から文化遺産としての登録を受けている。見学は1階部分のみで訪問者には無料のお茶をサービスしてくれ、また日本人とわかると日本語の説明文を出してくれる。